2013/10/21

古き“モノ”に革新をー。 ~from TAKE A SEAT JAPANTEX2013

 
Take A Seat
古き“モノ”に革新をー。
使われなくなったものに、人は再び命を吹き込んだ。
そして今、新たな命を宿したそれは美しい椅子(アート)へと昇華する。
Upcycling of Chair
ごみを再資源化するリサイクルに対し、本来の用途では不要となったものに手を加えて新しい命を吹き込むことをアップサイクルといいます。90年代に生まれたその言葉が、近年盛んに使われるようになっています。不要だと思われるものに何か価値を見出し、魅力溢れるものに変身させるこの方法は、無駄も出ないうえ、何より楽しいといわれています。
Taking the initiative
2012年冬、日本で開催されたインテリア・チャリティ・イベント「デザイナーショーハウス」に訪れた、IFDAアメリカのKaren WirringMaureen Krein。彼女たちが目にしたのは、破棄される運命にあった椅子を救った日本人デザイナーの独創的なクリエーションとすばらしいアップサイクルテクニックでした。帰国後、すぐさまイベントを企画し、あらゆるクリエイターたちに呼びかけました。
使われなくなった“椅子”や“素材”を、デザイナーや職人、アーティストから学生に至るまで、制限を設けず、新たなデザインチェアとしてアップサイクルしようと。
Charity with chairs
2013年5月に、世界3都市ニューヨーク・サンディエゴ・大阪にて同時開催された
Take A Seatでは、さまざまな椅子が各地で展示されました。
デザインチェアは、オークションで販売され、収益金の一部は、東日本大震災とニューヨークハリケーンサンディを救済するための寄付として活用されることになりました。

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